基調講演

12月7日(土)20:00~21:00

雨宮智浩氏

東京大学情報基盤センター教授。日本VR学会理事。ヒューマンインタフェース学会理事。JST創発研究者。総務省「安心・安全なメタバースの実現に関する研究会」構成員。メタバース/VR技術を活用した教育訓練に従事.近著に『メタバースの教科書:原理・基礎技術から産業応用まで』(オーム社)。

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講演概要:
高性能で廉価なVRデバイスの登場とオンライン化の進展により、大学教育をはじめとするさまざまな学習や訓練の場面でメタバースの活用が注目されている。メタバースを利用した教育は、単なる対面教育の代替手段ではなく、メタバースの持つ同期型メディアとしての特性、アバターの自己投射性、そしてその空間性や体験メディアとしての側面を最大限に活用する設計と実践が求められている。本講演では、筆者がこれまでに取り組んできた実験的活動や大学教育への応用事例を紹介し、教育や訓練における効果と可能性を考察する。


12月8日(日)20:00~21:00

三上昌史氏

株式会社Gugenka 代表取締役CEO。「初音ミク ミクランド」、「SANRIO Virtual Festival」、「プリキュアバーチャルワールド」など数々のバーチャルイベントや世界最大の日本IPデジタルフィギュア「ホロモデル」、アバター制作アプリ「メイクアバター」を手がけています。

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講演概要:
私は、10年以上にわたり、収益化が難しいと言われるXRビジネスに取り組んできました。この10年の中で、さまざまな挑戦を乗り越え、少しずつ事業を成長させてきた経験を通して得た学びや気づきを、この講演でお伝えできればと思います。そして、ARやVR、MRコンテンツを制作し続けてきたことが、今後のARグラスデバイス、特にMeta Orionがもたらす未来をどのように捉えているかをお話しします。ARグラスが私たちの生活やビジネスにどんな変革をもたらし、どのように新しい価値を創出していくか、その可能性について皆さんと考察する機会にしたいと思います。XR技術の進化が現実の世界とデジタルの境界をいかに変えていくのか、その未来にご期待ください。