ポスター発表|A2


A2-1:ソーシャルVRにおけるアバターの種別に潜む選択動機(定性調査「メタバースでのアイデンティティ」)

著者:バーチャル美少女ねむ,リュドミラ・ブレディキナ

カテゴリ:アバター

キーワード:ソーシャルVR,メタバース,VRChat,アイデンティティ,アバター,定性調査

ポスター発表日時・場所:12月7日(土)13:30 ~ 14:00 ・A2-1

概要:ソーシャルVRで利用されるアバターの「種別」について、その選択動機を明らかにするために定性アンケート調査を実施、分析した。アバターの種別には、ユーザーのアイデンティティに対する価値観や趣味嗜好・所属コミュニティなどが強く反映されることが判明した。

ソーシャルVRにおけるアバターの種別に潜む選択動機(定性調査「メタバースでのアイデンティティ」)

A2-2:リトアニアにおける人形劇の成り立ちと受け入れの遍歴〜物理的アバターとしての解釈の試み〜

著者:尾関 智恵,毛利 哲也,高木 伽耶子,クンペ シモナ,木村 文,土谷 桃子

カテゴリ:アバター

キーワード:人形劇,リトアニア,文化比較,アバター,エージェント

ポスター発表日時・場所:12月7日(土)13:30 ~ 14:00 ・A2-2

概要:人形劇は世界各地でみられる大衆娯楽の1つであり、その地域の文化歴史を集約する現象の1つである。これまで、文化人類学や民俗学等の分野では演目や成り立ちについて言及するものは多くあるが、物理的なアバターやエージェントとしての解釈を試みたものは少ない。本研究では人形劇で扱われる人形や役割を持ったオブジェクトに対し、人々がどのような心理的投射を行ってきたかを捉えるため、文化差の比較も行いながら検討することを目的とする。本発表では発表者の住まう岐阜県と文化間交流が長く、歴史的にも縁の深いバルト三国の1つであるリトアニアでの初回調査結果について報告する。リトアニアは国立人形劇場を複数有しており、歴史的にも世界のメディアに影響を与えてきた背景がある。今回は、その概要と人形劇関係者の現在の解釈についてまとめる。

リトアニアにおける人形劇の成り立ちと受け入れの遍歴〜物理的アバターとしての解釈の試み〜

A2-3:自動表情変化アバタが及ぼす身体化感覚への影響

著者:神弾おり,三武 裕玄

カテゴリ:アバター

キーワード:Sence of Embodiment,Avatar,Automation,Agency,Ownership

ポスター発表日時・場所:12月7日(土)13:30 ~ 14:00 ・A2-3

概要:アバタの表情は手の操作や顔トラッキングにより使用者が動作させるのが普通であるが, 他人からの接触を検知して自動で表情が変化するアバタも最近活躍している。こうした自動動作はアバタの身体化感覚を低下させ没入感を削いでしまう可能性がある。本研究では自動表情変化の使用時の身体化感覚について, 手の操作による表情変化の習熟度合や顔トラッキング使用の有無等の条件間で比較し.影響を明らかにするとともに,身体化感覚の低下が少ない自動演技変化を検討する。

自動表情変化アバタが及ぼす身体化感覚への影響

A2-4:アバターのアイデンティティ維持とプロテウス効果への影響に関するアンケート調査

著者:近藤 亮太,廣瀬 通孝

カテゴリ:アバター

キーワード:VRChat,メタバース,アバタ,アイデンティティ,プロテウス効果

ポスター発表日時・場所:12月7日(土)14:30 ~ 15:00 ・A2-4

概要:本研究では,VRChatユーザを対象に2つのアンケートを実施した。VRChatでは,新しいアバターのアップロード時に,前のアバターの要素を引き継ぐことで,アイデンティティを維持する傾向が見られる。1つ目のアンケートではこの現象に着目し,アイデンティティとして維持されている要素と,アイデンティティを維持する理由を調査した。その結果,アバター自体,色,小物といった要素が多く,周りの人に自分だとわかってもらうためにアイデンティティを維持していることが示唆された。2つ目のアンケートでは,プロテウス効果に対する意識調査を行った。プロテウス効果を活用するには特定のアバターに変える必要があり,アイデンティティを維持する多くのユーザと相性が悪いと考えた。結果は予想と異なり,半数のユーザはプロテウス効果のためにアバターを変えることに抵抗がなく,アイデンティティが維持されていると,更に抵抗が減ることが明らかとなった。

アバターのアイデンティティ維持とプロテウス効果への影響に関するアンケート調査

A2-5:メタバースにおけるアバター制作の問題点

著者:迎 莉衣,西尾 吉男

カテゴリ:アバター

キーワード:VroidStudio,アバター,メタバース

ポスター発表日時・場所:12月7日(土)14:30 ~ 15:00 ・A2-5

概要:clusterなどの出現により、メタバースが身近になった。メタバースにおいて、3Dの人型モデル、すなわちアバターの存在が必要不可欠である。メタバース内で使用するアバターの制作は以前、難しかったが、Vroid Studioなどのアバター制作ソフトの出現により、誰でも簡単に自分のイメージするアバターを作成することが比較的容易になった。しかし、ユーザが増えることにより、アバターへの要求が高まり、その結果、アバターに対する個性、オリジナリティへの要求が高まった。具体的には、髪の毛、スカート等の揺れものの調整、既存アバターに対し細かい変更ができないといった細かな部分の問題点が浮き彫りとなった。我々は、これらの問題に対し様々な解決方法を試みた。その試行と問題点について報告する。

メタバースにおけるアバター制作の問題点