ポスター発表|D3


D3-1:アパレル系ECサイトにおけるThree.jsを使用した3D仮想モデルの導入

著者:吉村南雲, Pann Yu Mon

カテゴリ:CG・デジタルアーカイブ

キーワード:OpenGL,情報,AR

ポスター発表日時・場所:12月8日(日)13:00 ~ 13:30 ・D3-1

概要:デジタル変革(デジタル変革)の進展により、多くの分野が革新されており、小売業もその例外ではありません。本研究では、インタラクティブなバーチャル試着システムの開発を中心に、3Dモデリングをバーチャルショッピング体験に統合することを探求します。このシステムは、ユーザーが自身の体型を反映したバーチャルアバターに服を視覚化することを可能にするもので、高度な3Dモデリング技術とウェブベースの技術を活用しています。本研究は、この技術が顧客満足度や返品率に与える影響を調査し、特にEコマースにおける主要な課題であるサイズの不適合に対処することを目的としています。2024年6月の米国の統計によると、衣類は全オンライン返品の23%を占めています。この高い返品率は、購入前に実際に試着できないため、サイズやフィット感の問題が原因です。ShippoやPrime AIの研究によれば、一部のカテゴリーではアパレルの返品率が50%に達することもあり、アパレル全体の平均返品率は10.01%です。本研究は、3Dモデリングとバーチャル試着技術の採用を通じて、これらの課題に取り組むことを目指します。

アパレル系ECサイトにおけるThree.jsを使用した3D仮想モデルの導入

D3-2:ソーシャルVRサービスと現実空間の架け橋となる「アバターのフィギュア化」サービス支援技術について

著者:そむにうむ@森山

カテゴリ:CG・デジタルアーカイブ

キーワード:アバター フィギュア メタバース 3Dプリンター ボクセル

ポスター発表日時・場所:12月8日(日)13:00 ~ 13:30 ・D3-2

概要:ソーシャルVR普及時代を迎えてもまだ残る問題として「XRデバイスが無ければアバター等のバーチャルな存在を視認できない」点が挙げられる。これを解決する方法として発表者は長年「3Dプリンターによるバーチャルな存在のリアル造形」とその実現に必要なソフトウェア技術を開発してきた。本発表ではこれ迄の開発経緯とリアル造形技術がもたらす今後の予測について述べる。

ソーシャルVRサービスと現実空間の架け橋となる「アバターのフィギュア化」サービス支援技術について

D3-3:産学官連携による地域資料デジタルアーカイブ構築と活用の試み  〜多様な組織・専門家が連携した新たな地域貢献を目指して〜

著者:小川歩美, 堀井 洋, 堀井 美里, 前田 和弘, 加納 靖之, 橋本 雄太, 大邑 潤三

カテゴリ:CG・デジタルアーカイブ

キーワード:地域資料 デジタルアーカイブ 産学官連携

ポスター発表日時・場所:12月8日(日)14:00 ~ 14:30 ・D3-3

概要:地域には大量の地域資料(学術資料)が存在し、それらの保存・継承とともに活用・公開環境の整備が求められている。さらに近年、AIやメタバースなど情報技術により新たな活用の場が創出されつつある。これらの状況に対応するためには、多様な組織・専門家が連携した、新たな地域資料公開・活用体制の構築が求められている。2024年9月に合同会社AMANE・長野県伊那市・「みんなで翻刻」プロジェクトの三者は「地域資料デジタルアーカイブの公開にむけた包括的連携・協力に関する協定」を締結した。本発表では、連携の一環として行う①合同会社AMANEが運営するAMANE Archivesでの伊那市所蔵古文書の公開、②古文書の翻刻をオンラインで行える「みんなで翻刻」へ掲載、③「みんなで翻刻」を通した現地とVRでのイベント開催、の3つの取組みを通して地域資料デジタルアーカイブ構築と活用の試みを紹介する。

産学官連携による地域資料デジタルアーカイブ構築と活用の試み  〜多様な組織・専門家が連携した新たな地域貢献を目指して〜

D3-4:NeRFを用いた祭りの保存と活用について

著者:橋本馨, 片岡 太郎

カテゴリ:CG・デジタルアーカイブ

キーワード:Neural Radiance Fields、Photogrammetry、無形民俗文化財、祭り、ねぷた、記録

ポスター発表日時・場所:12月8日(日)14:00 ~ 14:30 ・D3-4

概要:Neural Radiance Fields(NeRF)技術は、複数枚の2D画像から3Dシーンを生成する技術である。3Dシーン生成時に、機械学習を活用することにより、従来法のフォトグラメトリよりも迅速な3D生成が可能である。現在、地方の祭りは若者や後継者不足により規模の縮小や消滅の危機など多様な課題を抱えている。デジタル技術によって現在の祭りを保存し、未来へ継承する取組を行うことで、祭りが一度潰えてしまっても、後から「データを参照する」「再び興す」ことが容易になる。本研究では、重要無形民俗文化財である「弘前のねぷた」の扇ねぷたを題材とし、NeRF技術の活用を通して、無形民俗文化財の保全や記録の観点から可能性を探求した結果を報告する。

NeRFを用いた祭りの保存と活用について