ポスター発表|B1


B1-1:新潟に関するVRシリアスゲームの開発

発表者番号:15

著者:梅本 奈々,川北 輝

カテゴリ:教育①

キーワード:バーチャルリアリティ,アバター,感性工学,ヒューマンコンピュータインタラクション,インタラクション

ポスター発表日時・場所:12月7日(土)13:00 ~ 13:30 ・B1-1

概要:教育とテクノロジーを組み合わせた「エドテック」を活用することで、子どもの個性や学習意欲に合わせた効果的な個別教育ができる。特に、VRを活用したシリアスゲームは高い学習効果が期待されている。本研究では、新潟をテーマにした体験型のVRシリアスゲームを制作した。本ゲームでは、新潟に関する特産品を集めながらヒントを探し、クイズを解く必要がある。異なる難易度のクイズとヒントを用意することで、ユーザー間の新潟に関する知識量にばらつきがあっても、問題なく体験できる内容である。クイズに正解しなければゴールにたどり着くことができないため、ユーザーは遊びながら新潟について学ぶことが可能である。今後は、本ゲームの定量的評価を行い、VRのシリアスゲームで新潟について学ぶことの効果を検証する。

新潟に関するVRシリアスゲームの開発

B1-2:OpenUSDエコシステムによる創造プロセス共有型学習の可能性

発表者番号:16

著者:戸簾 隼人,上田 隼也

カテゴリ:教育①

キーワード:探究学習,共同編集,プロセス共有,OpenUSD,Omniverse

ポスター発表日時・場所:12月7日(土)13:00 ~ 13:30 ・B1-2

概要:3DCGの教育において,「総合的な探究の時間」の導入に伴い,創造的な学習活動が求められている中,効果的な共同学習環境の構築が課題となっている.本研究では,OpenUSDエコシステムを採用したNVIDIA Omniverseと生成AIを活用し,学習者と教育者が1対1でインタラクティブに3DCGを学習できる創造プロセス共有型学習手法を提案した.Blenderを用いた実装と,20代2名と10代2名の被験者による評価実験を行った結果,提案手法群では従来型学習群と比較してモデリング完成時間が約20%短縮され,理解度も向上した.また,生成AIによる質問拡張が初学者の学習支援に有効であることが示唆された.今後は,より大規模な被験者群での検証や長期的な学習効果の評価,他の3DCGソフトウェアへの適用など,提案手法の更なる改善と拡張が期待される.

OpenUSDエコシステムによる創造プロセス共有型学習の可能性

B1-3:VRを活用した機構学習プラットフォーム

発表者番号:19

著者:ArmoredVtuber 粗製おじさん,Yoshikazu Sakata

カテゴリ:教育①

キーワード:VR,機械,機構,教育

ポスター発表日時・場所:12月7日(土)14:00 ~ 14:30 ・B1-3

概要:本研究では、Unityの物理エンジンを利用し、歯車機構やリンク機構,振り子時計機構,4段変速機機構をVR環境で再現することで、機構学の教育ツールとしての可能性を探った。このプロジェクトはVRChatプラットフォーム上で実装され、学習者が直感的かつ没入的に機械の原理を学べる環境を提供している。VRによるリアルタイムでの機構動作の視覚化により、テキストや2D図面では理解しにくい複雑な機構を容易に理解でき、学習効果の向上が期待される。全ての要素はUnity物理エンジンに基づいて設計されているため、同じエンジンであれば高い互換性を持ち、他のプラットフォームでも同じ仕組みを展開できる。また、遠隔地からでも同一の学習環境を共有できるため、教育の機会均等に寄与する。本研究はVR技術を教育分野に応用する新たなモデルを提示し、教育手法の革新に貢献するものである。

VRを活用した機構学習プラットフォーム

B1-4:「科学ワールド」の提唱とその現状分析

発表者番号:42

著者:えぬふぇあ

カテゴリ:教育①

キーワード:科学,VR,仮想現実

ポスター発表日時・場所:12月7日(土)14:00 ~ 14:30 ・B1-4

概要:本研究では新たに「科学ワールド」という概念を提唱し、その現状を調査した。科学ワールドは筆者が提唱する概念であり仮想空間において科学的な展示や体験が可能なコンテンツを指す。これらは既に多く存在するが、これまで統一されたジャンルとして認知されていなかった。そこで名称を設定することで1つのジャンルとして確立し、その現状を調査した。調査手法として既存の科学ワールドをリスト化し作者、発行日(または作成日)、更新日、分野別に分析を行った。調査の結果、科学ワールドは増加傾向にあるものの分野に偏りが見られ、科学ワールド制作の促進にも改善の余地があることが判明した。本研究が科学ワールドの認知を促進し、さらなる充実の足掛けとなることを期待する。

「科学ワールド」の提唱とその現状分析