著者：品切 桂

カテゴリ：可視化

キーワード：物理，古典力学，剛体，VR，VRSNS，ワールド開発

ポスター発表日時・場所：12月7日（土）13:30 ～ 14:00 ・B2-1

概要：ジャニベコフ効果とも呼ばれる回転運動は、力を加えていないのに物体の向きが断続的に切り替わるように運動する不思議な現象である。近年、国際宇宙ステーションなどの映像からこの現象が非専門家にも広く知られるようになってきた。この現象は古典力学における剛体の理論で説明できるが、その理解にはエネルギーや角運動量などの概念や非慣性系での考察といった考え方に慣れていることが必要となる。 そこで本研究では諸概念をVR空間で分かりやすく例示し、プレイヤーの操作に応じた剛体のシミュレーションを行うことでより剛体の回転を体感的に理解できるVRワールドの開発を行った。開発で用いたツールの標準的な物理演算ではジャニベコフ効果が再現できないのでより正確な方法を実装した。またシミュレーションによって動くオブジェの挙動がプレイヤー間に正確に共有されるよう実装し、VRSNSの特徴であるプレイヤー間の対話を促すよう工夫した。

著者：キンカクジ・ニンジャ，けいあず

カテゴリ：可視化

キーワード：物理学，可視化，メタバース，ボース・アインシュタイン凝縮

ポスター発表日時・場所：12月7日（土）13:30 ～ 14:00 ・B2-2

概要：ボース粒子の原子集団を絶対零度近傍まで冷却すると、ボース・アインシュタイン凝縮（BEC）と呼ばれる相転移を生じる。BECは物質の第5の状態とも呼ばれ、その特異性から近年盛んに研究が行われている。しかし、BECは原子の量子性に起因する統計的な現象であるため、直感的な理解は容易ではない。さらに、BECを実現するためには大掛かりな実験設備が要求されるため、現実に観測することも困難である。以上のことから、BECは物理学的に重要かつ大変興味深い現象でありながら、一般的には馴染みのない現象である。そこで本研究では、初学者でもBECを直感的かつ視覚的に理解できるよう、VR空間上でBECの形成から観測までをデモンストレーションするワールドを構築した。更に、ネットワークを通じて遠隔でBECを形成できるサービス”Oqtant”を活用し、その実験結果をデモンストレーションにおけるパラメーターに反映した。

著者：村上 滉太，作田 聡太，近藤 亮太，櫻田 国治，小柳 陽光，谷川 智洋，廣瀬 通孝

カテゴリ：可視化

キーワード：可視化，人流データ，Shader

ポスター発表日時・場所：12月7日（土）14:30 ～ 15:00 ・B2-3

概要：VR空間におけるユーザーの行動解析、特定地点への集積状況をリアルタイムや過去のデータからヒートマップとして可視化する手法を提案する。 提案手法は、アバターにシステムを導入するシステムと、ワールド内に設置されたシステムを活用してデータを収集・可視化する2つの方法から構成されている。 これにより、ワールド制作者はユーザーの行動パターンを直感的に把握し、最適な空間設計やルートの提示が可能となる。 また、参加者に対しても過去のデータを基にした新たな体験を提供できることが期待される。

著者：伊藤 渚生，柏本 ゆかり

カテゴリ：可視化

キーワード：グリーンインフラ，生物多様性，防災，VR，具現化

ポスター発表日時・場所：12月7日（土）14:30 ～ 15:00 ・B2-4

概要：近年,緑地の管理には人手が必要である一方,市民団体への参加はハードルが高いことが課題とされています.若者の中には緑地保全に興味を持つ者も多く,その参加を促進するためにVR空間を活用した取り組みを行いました.よりリアルなVR空間の構築や実用的な活用方法についてはさらなる検討が求められます

著者：入江 英嗣，小泉 透，塩谷 亮太，のりたま，きつねこ 狐猫

カテゴリ：可視化

キーワード：コンピュータアーキテクチャ，VR可視化，VRChatワールド

ポスター発表日時・場所：12月7日（土）14:30 ～ 15:00 ・B2-5

概要：コンピュータの中に入ってその挙動を感じることのできるワールドの紹介とその開発に関する技術的・プロジェクト的な解説を行います。また、VRChat上にアップロードされたワールドでプロセッサ動作を体験できるデモを行います。